インテル水冷版 OMEN Obelisk Desktop 875 購入&レビュー

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こんにちは。

2021年春の話ですが、ゲーミングPCを購入しました。

今回選んだのはHPのOMEN Obelisk Desktop 875という機種です。

OMEN Obelisk Desktop 875-1000jp(インテル)水冷モデル 製品詳細 – ゲーミングパソコン | 日本HP

2023年春、購入から2年が過ぎたところではありますが、実際に使ってみたレビューを綴っていきたいと思います。

 

購入したモデルのスペック

いくつか構成が用意されているのですが、今回はエクストリームモデルと呼ばれる構成を購入しました。

主な仕様

・OS:Windows 10 Pro (64bit)
・プロセッサー:Intel® Core™ i9-9900K プロセッサー
・冷却方式:水冷クーラー
・メモリ:HyperX® FURY DDR4 メモリ 32GB
・グラフィックス:NVIDIA® GeForce RTX™ 2080Ti
・ストレージ:512GB SSD+2TB HDD
・無線機能:IEEE802.11a/b/g/n/ac、 Bluetooth 4.2

このintel CPU&Nvidia GPUを搭載したインテル版(空冷と水冷がある)と、AMDのCPU&GPUを搭載したAMD版(空冷のみ)という、2本立てでOMEN Obelisk Desktop 875が展開されていたのが2019年ごろになります。

上記のスペックで購入したインテル版(水冷)は、遅れに遅れ2021年春のことですが、それにはちょっと理由があります(以下、前置き)。

 

前置き:購入するきっかけ

2019年秋:初めてのゲーミングPC。どうやらAMD版はコスパ・ワッパが優れているらしい

実は上記のインテル版(Core i&GeForce搭載)を購入する1年くらい前にAMD版(Ryzen&Radeon搭載)を購入していました。

コア数・スレッド数が多いRyzen、新しいGPUアーキテクチャーを使ったRadeonと、この2点がAMD版を選んだ大きな理由です。

インテル版もあったのは知っていたのですが、AMD版のほうがコスパ・ワッパに優れるという記事を複数見かけたため、購入に至りました。

2019年冬〜2020年春:購入して使い始めるも、なんだか挙動がおかしい!?

さて、2019年冬に購入したAMD版なのですが、購入直後からクラッシュしてしまい使い物になりません。

ゲームはもちろん、ブラウザだけ使っているときでもクラッシュしてしまいます。

あと細かい話ですが、Ryzen 7&M.2 SSDの割に起動がそれほど速くないのも気になる(前に使っていた2010年ごろのVAIO Zの方がずっと速い)。

一応8日間の返品保証もありますが、年末直前に購入後テストなどしているうちに年末年始突入、HPが年始の業務開始になるころには8日経ってしまいましたね。

この頃(2019年冬〜2020年春)は2〜3時間に1回はクラッシュしていました。

2020年秋〜冬:日に日にインテル版を購入すれば良かったと高まる後悔

月数回ドライバがアップデートされ、クラッシュの頻度は少なくなりましたが、それほど安定はしませんでした。

Steam版モンハンワールドで狩猟クエスト達成後、調査拠点に戻る60秒の間にクラッシュして、狩猟クエストがやり直しになったことが何度もあったのは今でも忘れません。

2020年秋にGeForce RTX 3000シリーズが発表、それに合わせOMENのデスクトップも筐体が一新されますが、値段は従来モデル(GeForce RTX 2000シリーズ)よりもやや高めに設定。

インテル版はこんなにクラッシュしないのではと思うようになり、買い替えたいなと思い始めましたね。

ちなみにこの頃(2020年秋〜冬)でクラッシュの頻度は1日1回あるかないかくらいです。

2021年春:在庫処分でインテル版がアウトレットセールに出されているのを見つけ、急いで購入

とにかく苦痛で仕方がなかったAMD版のOMEN Obelisk Desktop 875を使い始め、1年ちょっと経過。

2021年春、アウトレットにインテル版のOMEN Obelisk Desktop 875が在庫処分で販売されているのを発見。

AMD版から買い替えたときに、

A:インテル版がクラッシュしなければAMD版がダメ

B:インテル版もクラッシュするのであれば、そもそもAMD版だけではなくOMENがダメ

と考えるようにして、在庫を見つけたその日のうちに購入してしまいました。

 

レビュー

以上、前置きがあっての今回のレビューになります。

○安定性:(当然ながら)クラッシュしないのは良いことです

さてインテル水冷版を購入してから2年以上経ちますが、1回もOSごとクラッシュしたことがありません。ゲーム自体がたまに落ちるときはありますが、AMD版では見慣れていたブルースクリーンはまだお見かけしていませんね。

AMD版とはなんだったのか・・・

○ゲーム:パフォーマンスも良い

さすがに当時のRTX 20シリーズの最上位だけあって、安定してFPSが出ます。

○サウンド:光デジタル端子あり

AMD版にはなかったメリットです。

今まではアナログ接続していましたが、デジタル接続によりサラウンド音声も出力できます。

現在は光デジタル出力の代わりなのか、USB-C出力のスピーカーも増えてきています。

デジタル接続できるようになってきたので、光デジタル端子の必要性は下がってきたかもしれません。

△CPU:思ったより静粛性は良くない

もちろん負荷をかけなければ静かなのですが、CPU温度が90度を超えるような場面(ゲームの初回起動など)だと水冷のファンが勢いよく回り出します。

△GPU:初期設定だと温度が高い

搭載のGPUカードはPCケース外排気のため、PCケース内の温度は上がりにくいと思われますが、見る限りシングルファンのようで排気は苦手気味です。

静粛性重視のためか、普通にゲームを起動するとGPU温度がすぐに80度を超え、90度に達します。

もう少しうるさくなってもいいので温度を下げたいなと思い、MSI Afterburnerをインストールしました。

温度とファンの回転速度の設定、電力設定を自由に調整できます。

2020年以降のモデルはGPUカードがPCケース内排気です。

OMEN 25L、30L、40L、45Lが該当し、GPUカードのファンも複数搭載されているので、排熱も割と得意と予想されます。

ゲームのパフォーマンスアップにつながりそう。

×拡張性:ほとんどないです

増設できるのは、

・メモリスロット×2

・m.2 SSD×1

・HDD×1(SATA SSDならここに増設する)

くらいです。

購入して少しした頃、ゲーム保存用としてm.2 SSDとSATA SSDを追加しました。

増設して2年ほど経ちますが、特に目立った不具合もなく快適です。

さらに標準搭載のHDDを外せば、代わりにSATA SSDをもうひとつ増設できそうです。

基本的にHPのPCはノート、デスクトップいずれも価格が安めなので、ここは目をつむるしかなさそう。

 

ちょっと一言

泣きの1回のつもりで購入したHPのOMEN Obelisk インテル水冷版。

フリーズが一切ないことから、今回は当たりだったようです。

これなら次に買い換えるときもOMENを安心して選べそうです(RTX 40シリーズを搭載したモデルが気になる)。

快調なのでもう少し使い込んでいく予定です。

それではまた。

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