こんにちは。
Appleは2019年7月9日、MacBook AirとMacBook Pro 13インチ エントリーモデルをアップデートしました。
Apple、MacBook AirとMacBook Proをアップデート – Apple (日本)
Airについてはごく僅かなアップデート、Pro 13インチのエントリーモデルに関しては大規模なアップデートとなっています。
MacBook Air 2019
2018年モデルからの変更点はいくつかありますが、あまり大きいものではありません。
2018年モデルから値下げ!
これが一番大きなアップデートかもしれません。
カスタマイズしない前提で比較すると、
・MacBook Air 2018:ストレージ128GBモデル→134,800円、ストレージ256GBモデル→156,800円
・MacBook Air 2019:ストレージ128GBモデル→119,800円、ストレージ256GBモデル→139,800円
それぞれ15,000円、17,000円の値下げとなっています。
RetinaディスプレイがTrue Toneテクノロジー対応に
MacBook Proでお馴染みの、周囲の環境光に応じて自動で色温度を調節するTrue Toneテクノロジーが追加されました。
バッテリー容量が微減
2018年モデルでは50.3Whだったバッテリー容量が、2019年モデルでは49.9Whとほんの少し減りました。
駆動時間は同等としています(ProよりもAirのほうがバッテリーが持つのに変わりはなさそう)。
(非公式)キーボードがさらに改良された?
今年5月に発表されたMacBook Pro 2019は、2018年発表の第3世代バタフライ式キーボードがさらに改良され、第3.5世代となりました(素材の変更)。
MacBook Air 2019に関しても、2018年モデルの第3世代から改良が入り、第3.5世代になっていると思われます。
2019年モデルに切り替わり値下げされたタイミングで、2018年モデルの整備済製品も値下げされています。
カスタマイズなしのモデルで見てみると、
・ストレージ128GBの整備済製品は114,800円→88,800円
・ストレージ256GBの整備済製品は132,800円→105,800円
True Toneが要らなければ、2018年モデルの整備済製品がとてもお得のように感じます。
MacBook Pro 13 Entry 2019
エントリーモデルは最近まで、2017年のアップデートのままで販売されてきたため(エントリーモデルは2018年のアップデートはされなかった)、割と大掛かりなアップデートとなっています。
Touch Bar&Touch IDが追加
賛否両論でしょうか?
今までエントリーモデルには搭載されなかったタッチバーとタッチIDが搭載されました。
これでMacBook Pro全モデルに搭載されたことになります。
タッチバー自体は他のPCにはないもので、ちょっと新鮮味があって存在意義はあるかなと思っています。ですがバッテリーを消耗する原因となるのであれば、搭載しないほうが良かったのか?と考えさせられますね。
CPUが第7世代から第8世代に
2コア4スレッドから4コア8スレッドへ。
CPUスコアも大きく向上しています。
MacBook Pro 13″ Two Thunderbolt Ports 2019 Teardown – iFixit
Pro 13インチの上位モデルは、28WのCPUを採用していることもありファンを2つ搭載しています。しかも左右対称に配置されており(普段見ることはないのですが)美しいです。
それに対し、今回のエントリーモデルは15WのCPUで比較的発熱が少なくなるためなのか、ファンは1つになっています。
できれば上位モデルの構造のままCPUのみ15Wのものにしてくれれば、排熱性能は素晴らしいものになったのでは、と妄想しています。
キーボードが第2世代から第3.5世代に
2019年5月に発表された、MacBook Pro 13インチ上位モデル&15インチモデルと同じ世代に進化。
次期MacBook Proのキーボードは現行のバタフライ式ではなく、従来のシザー式(パンタグラフ式)に戻るという噂があるため、今回のものが最後のバタフライ式キーボードになるかもしれません。
RetinaディスプレイがTrue Toneテクノロジー対応に
上位モデルは2018年から採用されましたが、今回のエントリーモデルに関しても搭載されるようになりました。
Bluetoothが4.2から5.0に更新
CPU周りのアップデートに伴い、Bluetoohもバージョンアップ。
マイクロフォンが2つから3つに
若干の集音性能アップ?
ポートを4つ搭載している上位モデルとは差別化を図っています。
バッテリー容量の増加
(バッテリーを喰うと言われているタッチバーが搭載されたおかげで?)バッテリー容量が54.5Whから58.2Whへと増加。
バッテリー駆動時間は2017年モデルと変わらないとしています。
わずかに値下げ
Airとまでは行きませんが、Proも僅かですが値下げされています。
カスタマイズしない前提で比較すると、
・MacBook Pro 2017 エントリーモデル:ストレージ128GBモデル→142,800円、ストレージ256GBモデル→164,800円
・MacBook Pro 2019 エントリーモデル:ストレージ128GBモデル→139,800円、ストレージ256GBモデル→159,800円
それぞれ3,000円、5,000円の値下げとなっています。
その他
今回のモデルも早速「キーボード修理プログラム」に追加
MacBook、MacBook Air、MacBook Pro キーボード修理プログラム – Apple サポート
「面倒見が良い!」と言うべきか、それとも「欠陥キーボードであることを認めている」のか・・・複雑な気持ちです。
ちょっと一言
いろいろ長々と書きましたが、今回のアップデートはかなり良いものであると思っています。
特に値下げによってMacBookシリーズの棲み分けが改善されたと思います。
・税抜12〜14万→MacBook Air
・税抜14万〜16万→MacBook Pro 13インチ エントリーモデル
MacBook Airが大幅に値下げされたことで、Macに手を出しやすくなったことは歓迎したいと思います。
それではまた。