【FMC】値上げ幅は最小限に。 4代目 タント 発表&発売【ダイハツ】

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こんにちは。

2019年7月9日、ダイハツは軽自動車「タント」を4代目にフルモデルチェンジし発売しました。3代目タントが2013年10月に発表されたため、5年9ヶ月ぶりのフルモデルチェンジとなります。

 

DNGA第1弾。

DNGA第一弾として、軽乗用車「タント」をフルモデルチェンジし発売

今回のフルモデルチェンジは、名前の通りかなり大掛かりな変更だと捉えています。

新型「タント」は、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」による第一弾商品である。サスペンションや骨格の部品配置をゼロベースで再構築したプラットフォームを新開発。世界初となるスプリットギヤを用いた新技術を採用した新CVTや大幅改良したエンジンなどのパワートレーンを含め、すべての機構を一新したことで、「走る」「曲がる」「止まる」といった基本性能を大幅に向上させた。

フルモデルチェンジで足回りやエンジンなどを改良してくることは割とよくあることです。ですが、これらの新しい機構をベースとして、今回のタントから幅広い車種に展開していく予定です。

新開発のプラットフォーム

新規に開発したことで、「曲げ剛性を約30%アップ・約40kgの軽量化」とのこと。

曲げ剛性は乗り心地に影響してきますが、これは試乗してみないと分かりませんね(乗り心地に関して「良い悪い」は個人差が大きくあると思っている)。

大幅に改良されたエンジン&トランスミッション

ターボ車では、最大トルクを92N・m[9.4kg・m]/3,200rpmから100N・m[10.2kg・m]/3600rpmへ向上。

NA車では、最大トルクはそのままですが、最大トルクの発生回転数が5200rpmから3600rpmへ下がりました。発生回転数の低下は、アクセルの踏み込みが少なくなり、燃費の向上に繋がります。

 

4代目タントの特徴。

走行に関する進化点が多いように感じます。

次世代スマートアシスト

デュアルカメラを搭載したスマートアシストⅢをベースとしています。

・車線逸脱抑制制御機能:従来ははみ出しをお知らせするだけでしたが、今回からは抑えるようにステアリングアシストされます。

・アダプティブドライビングビーム:対向車とすれ違う際に、相手が眩しく感じないように一部を減光する機能。

・標識認識機能(進入禁止):進入禁止標識を認識するとお知らせしてくれる機能。

・ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方):踏み間違いの際、従来はエンジン制御だけでしたが、今回からはブレーキも働くように。

スマートアシストプラス

・アダプティブクルーズコントロール:自動で追従走行する機能(メーカーオプション)。

・レーンキープコントロール:車線の中央を走行するようにステアリングアシストする機能(メーカーオプション)。

・スマートパノラマパーキングアシスト:ステアリング操作をアシストする駐車支援機能(メーカーオプション)。

・サイドビューランプ:右左折時、後退時に進行方向を照らす機能。

オプションが多いですが、搭載できることは嬉しいです。

ミラクルオープンドアを継続採用。

助手席側のピラーをドアに内蔵し、乗り降りしやすくしたミラクルオープンドア。2代目から採用されてきましたが、4代目も継続して使われています。

ボディーカラー

細かい変更ですが、ホワイトカラー・ブラックカラーの色味が新しくなりました。「パールホワイトⅢ→シャイニングホワイトパール」、「ブラックマイカメタリック→パールブラック」など・・・

最近のダイハツで採用されているボディーカラーをリストにしてみたので、よろしければご覧くださいませ。

 

新型タントのすべて

だいたい新型が出たタイミングで刊行される「新型○○のすべて」シリーズが、詳しく解説してあって参考になります。

特に車好きの人にとっては、開発秘話などが載っていて面白いです。

 

その他細かいことですが・・・

今回のフルモデルチェンジですが、値上げ幅は最小限に留めています。ただし、従来では標準装備だった機能を廃止や簡素化して実施しているように感じ、ちょっと残念ではあります。

例えばタントカスタムにおいては、

・フォグランプをオプション化(3代目では標準装備)

・運転席側にある4つ(運転席・助手席・リア左右)のパワーウインドスイッチにおいて、3代目ではエンジン始動で4つすべてのスイッチが常時点灯していたが、4代目では運転席のスイッチのみ点灯。

などと、細かい機能が無くなっています。

(ここらへんは随時追記していけたらと思います)

 

年内にDNGA第2弾を予定。車種は何か。

2019年内に、タントに採用されたプラットフォーム「DNGA」を用いた新型車の販売を予定しているようです。

2014年12月にフルモデルチェンジが行われた「ムーヴ」が、DNGA第2弾に該当するかと予想していました。

ですが、(自動車の雑誌をいくつか見ていると)実際には普通車のコンパクトSUVになるという情報が出てきました。

というわけで、(個人的には期待していた)次期ムーヴが2019年末にフルモデルチェンジされることはなさそうです(残念)。

2021.9.25:まさかの2021年末のフルモデルチェンジすらないようです。

2014年末にLA150S型ムーヴが出てから7年も経つのですが・・・(このまま消滅の噂もある)

それではまた。

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